Newローテーブル
少し前になりますが、新しくローテーブルを作りました。しばらく前からなんとなく頭の中でイメージしていて、形にすることができました。
今回使った材料は新潟県村上産の栃で、たまたま個性の強い板が手に入ったのでこれで作ってみようと思い、いいきっかけを与えてくれました。この板には、一般的には欠点にされて使用されにくい虫食いの痕があったり、スポルテッド(雨水や菌が入り込んでできる黒い縞模様)も入っていたり大きな節があるのですが、全面に縮杢が入っていて、これがキラキラとしてすごく綺麗でこの板を欠点として扱うにはもったいなくらいでした。
当たり前だけど自然の物なので、綺麗なものだけでなく欠点の多い物もたくさんあって、欠点もいい表情としてとらえてあげて上手く家具として取り込んであげたいと思っています。写真では伝わりにくいかもしれませんが、すごい綺麗じゃないですか?😄 自分は一癖二癖あるこんな板のほうが惹かれますね😄 もちろん欠点のない綺麗な杢の板もめちゃくちゃいいです!
脚は丸脚を天板からせり出す格好でアクセントをつけました。天板縁は半丸として、直線のラインを出してパキッと感を残して柔らかすぎない雰囲気を意識しました。
この板は一点物で同じ材での製作は難しいのですが、他樹種での製作はできるのでお気軽にお問い合わせください。 現在取り扱いでは、ナラ、クリ、クルミ、ブナ、メープル、チェリー、ウォールナットで製作できます。サンプルもあるので確認してみてください😊 綺麗なのでぜひ見て触れてもらえたら嬉しいです!
また、新潟県はどこを見渡しても山だらけですが、これだけの山、森林がある中で地元で採れる広葉樹、家具として使える材にするのは難しいのが現状です。難しい現状ですが、地元で採れた木を使った家具を作る事が増えたら嬉しいですね。